去年の夏からくもんの英語をはじめた息子。D教材からスタートし、先日F教材の最後のStory「ロミオとジュリエット」まで辿り着きました。この「ロミオとジュリエット」、息子とわたしがはじめてくもんに行った日にちょうど同い年の女の子が学習していて「こんなにできるんだ…!」と強烈に印象に残っていたんですよね。
その「ロミオとジュリエット」をやるにあたって、息子が「一回も(日本語で)読んだことないんだよね~」と言うので、子どもでも読めそうなものを探してみました。
ロイス・バーデットさんという方が、子ども向けに書き直したものを、更に日本語に訳した本です。中身はこんな感じ。
本文は総ルビなので興味があれば低学年からでも読むことができます。子どもたちが描いた挿絵もかわいい!
原文はシェイクスピアのリズムを伝えるべく、すべて二行連句(二行一組で脚韻を踏む韻文)で書かれています。翻訳では文章構造の壁にはばまれて語呂あわせや駄じゃれの醍醐味をじゅうぶんにお伝えできないのが、もどかしいかぎりです。
と訳者のあとがきにある通り、バーデットさんの書いた英文が「子ども向けのシェイクスピア」として優れているのだそう。日本語訳だけでなく、バーデットさんの原文を載せているのはそれでなんですね。物語に親しむための手引き(舞台となったベローナの街を地図で探してみる、とか)など、巻末には親向けの内容もあり、充実の1冊でした。
肝心の息子はというと、この本が届くまでに時間がかかったので仕方なくわたしがした「ふたつの家が対立していて…」という説明を聞くなり「ばかばかしい!」とご立腹。そうだよね…「家」の対立で命まで落とすなんて、今じゃ考えられないもんね…。くもんのほうも、パーティーのあとバルコニーに出てきたジュリエットと明日の約束をするところまでで終わってしまったそうなので、続きはこの本でゆっくり読んでもらうことにします。
シェイクスピアって、おもしろい!シリーズ
こども「シェイクスピア」
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